ばーにんばーにん

アイドルのことで、日々思ったことを適当に覚え書きするブログです。主に兄さん中心にSJ,ハロプロメインになると思います

Y's Story 名古屋公演 ~推しの歌がうまい~

 行ってきましたY's story!

 名古屋1日目&2日目の感想でございます。思い切りネタバレするので、東京公演まで無駄な情報を入れたくない人はスルーしていただければ……。

 

 まさかのライブハウスツアー!まさかのスタンディング!まさかのど平日(しかも基本水曜日)というイェペンを試しているとしか思えないツアー、流石に信仰心が厚い方?の私でも、ちょっと……厳しい……ということで、名古屋・東京のみの参戦となりました。いやほんと、運営もうちょっとなんとかならんかい?無理?

 

 まあ立ちっぱはいいんですけど、兄さんのライブって基本バラードじゃないですか。正直それで立ちっぱなしはきついな……足、もつかな……と思ったんですけど、推しの歌がうまいと足が持ちます。歌うまいともうあとはどうでも良くなる。新発見でした。

 

 名古屋公演1日目は、本当に喉の調子が最高でした。あの兄さんがご飯いっぱい食べたと言ってたんですけど、やっぱりそれのおかげなんですかね?ご飯食べたほうがいいですよ!ご飯食べて!!!歌うの体力いるよ!!!!

 今回はKRYの後ろについてくれてた生バンドのみなさんが帯同。兄さんツアーはいつもちゃんと生バンドの人たちがついてくれてるんですよね。これって本当に贅沢なことだなあって思います。お金も時間もかかるし、演者の技量も必要だから、なかなか難しいはず。

 そして今ツアー、これまでで一番日本語曲の数が多かったにもかかわらず、ちゃんと覚えてるの本当に偉い。私は兄さんの日本語技能に関しては基本的に激甘オタクです。

 

 ライブ感想ですが、わたしはやっぱりmagic兄さんverが本当に最高に好き……すごく合ってると思う!!!本隊のアルバムにでもいいから載せてほしい(無茶を言うオタク)。あとめりゆ、めりゆ兄さんも本当に最高に素敵なんだよ。

 愛してるって言えない、スパショでも見たけどやっぱりピアノ生演奏で歌うほうが、兄さんのびのび歌えるからすごくいいんですよ。ドームでもピアノ生演奏でやってほしい。

 今回の新曲だと、染まったんだ~初恋~ですかね。ぼそぼそ甘い声でささやくように歌う兄さん良い……。それとBecause i love youかな。ジャズ風味の兄さんもよい……。兄さんならなんでも良いんですけど……。

 

 衝撃的だったのは日本語曲メドレーでのまさかのお嫁サンバですね。兄さんはコールアンドレスポンスさせようとしてきたけど、さすがに!さすがにそれはしらないwwwというか勝手にしやがれも映画がなかったらわかんないですからね。

 なんで推しのコンサートでお嫁サンバの予習しないと……って思ってるんだろw

 あと恋するフォーチュンクッキーが激カワ兄さんでした。おにぎりにぎる振り付けの兄さんが本当にかわいい。かわいいなあの人。あれ、KRYでもやってほしい。すじゅみんなでもいいので。絶対かわいい。

 

 そして、lemonね。まさかのlemon。すごくびっくりした。今までに聞いたことないタイプの音色を兄さんから聞いた気がする。あまり兄さんの歌声をエロいと思ったことなかったんですが、lemonの冒頭が激的なエロシズムだったので全イェペンは聞いてください。

 もっと歌いこんでもらって、いろんなところでたくさん聞きたいなあ。てかこんな歌詞が多い日本語曲を歌うだなんて、兄さんからしたら相当頑張ったのでは。

 MCも相変わらず自由でした。兄さんはすぐ「冗談ですよ~」ですべてを終わらせようとするけど、それは万能の!言葉では!ないぞ!

 あと最近(というか大阪公演)でハマったらしい「裏切り者……」というフレーズを連呼してました。皆さんの周りにも裏切り者いますよね?連れてきてください、的なw

 笑ったのは、海外からもファンが来てる、という流れで、前の方にいた方に

「Where are you from?…………あ、日本の方」と漫画みたいな天然ボケをカマしてたときですね。何を言ってるのかw

 あと平らだから見えない人もいるでしょう?とジャンプしてくれたり。もう一回やってくれた時はちゃんと表情も変えてくれました。

 

 VCR、最後のシンドン作成の謎コントVCRがめちゃくちゃ面白かったです。正直なところ、構成としては結構あらが目立つ内容なんですけど、私がSJに求めてることが全部詰まってたんですよね。そうだよ!このバカバカしさだよ!!!

 ただひたすらどんでん返しが続く、という内容のコントだったんですけど、リョウクヌナ、SJのメンバーではない、宇宙人、実はエルフ落ちなどの衝撃の展開だったので、なんとか円盤化してほしい……。他のペンにも見てもらいたい……。本当に頭おかしいので……。

 

 で、ツイッターでざわついてしまい、その結果本人による丁寧な訂正が入った、名古屋一日目兄さんのラストmentなんですけど、まあ、あれは、そりゃざわつくよな、という内容で。ざっくりとした流れだと、

・韓国のアルバムが中止になったのがショックだった

・このツアーが最後……、最後だと思ってやってる

(確か一回翻訳の都合か本人の話の流れで「このツアーが最後です」みたいに言ったように聞こえたんで、ぎょっとしたら、そのあとに「いつも最後だと思ってやってます」と言ってたので、ああそういうことかとホッとしたんですが、あれでビクってなったペンは多いと思う)

・最近は歌っても楽しいと感じられなかった。歌をやめたいと思うこともある。今でもそういうときはある。

・でもよく考えたら自分はグループとして幸せな出来事がたくさんあった。なのに幸せを別のところで探していた気がする。幸せは近くにある。

・もっと強くなります(強くなりたい?だったかも)

・辛いこと人それぞれで、他人とは比べられない。

 みたいな事を言ってたんですね。で、Happiness ~幸せなことはいつもそばに~に続くことからもわかるように、兄さんが本当に言いたかったのは後半で、「幸せなことはそばにある」ということ。Happinessの歌詞にもあるように「いつも幸せじゃなくていい 幸せはそばにある」ってことなんですよ。

 

 ただ、もともと話すのがそんなに得意ではない上に、間に通訳が入るために後半の大事なことが伝わりづらく、そして前半の「ソロアルバムが中止になってショック」「ツアーが最後……だと思ってやってる」「歌をやめたいと思うこともある」というのが激重すぎて、皆の気持がそこに集中してしまったから、ファンのツイッターがあんなAlwayswithYesung状態になっちゃったと思うんですよ……。

 私も現場にいたときは、「え?ちょっとまって歌を……やめたいと……思うこともある…………うそでしょ…………」って感じになってしまって、トークの後半で「あー兄さんはこれを言いたいんだな?」とわかっても、やっぱり気持ちは引きずられちゃってましたからね。

 まあでも、個人的には兄さんが言ってた、「もっと強くなる」って言葉を信じたいなあと思いましたし、あと「辛いことは人それぞれで比べられない」っていう考えはいい考えだなあと思いました。正直兄さんに降りかかる辛いことから、ペンは兄さんを守ってあげられないし、陰ながら応援するしかないんですよね。前向きな気持に少しはなれたかな?だったら良いなと思います。そういう意味でもちゃんとご飯を食べてほしい。

 

 と、まあそんなことがあり、ツイッターでペンがわいわい言ってることを敏感に察知した、というかエゴサしまくって察知した兄さんが2日目で早速収拾を図っていたのはちょっと面白かったです。

 違いますからね!大事なことはそこじゃないですからね!って何度も言ってたけど、確かに後半の「幸せ」について伝えたかったのに、このツアーが最後のツアー……!みたいなことが流布されてたら焦るか。

 

 と言う感じで始まった2日目、まさかの声の調子が悪いという自己申告。昨日頑張りすぎたみたいです、ツアー週に5日やってるようなものなので……。とのこと。

 よくよく考えたら、

 2/27 ソロコン@大阪

 2/28 ソロコン@大阪

 3/2 スパショ@ソウル

 3/3 スパショ@ソウル

 3/6 ソロコン@名古屋

 3/7 ソロコン@名古屋

 いやどうしてこうなったというレベルでの鬼スケジュール……。そりゃ体調も悪くなるよ!スパショではメインボーカル、ソロコンは2時間半近くソロでやってますからね。VCRとアンコール以外ずっとでずっぱり喋りっぱなし歌いっぱなしですからね。本当に休んでくれまじで。

 

 更にそこにイヤモニの調子が狂うという非常事態が。公演の間ほぼ調子が悪かった模様で、ずっとイヤモニを押さえてました。ライブはじめの日本語曲はほぼ音が聞こえなかったみたいで、全然声も出てない。あんまり冗談めかせてなかったけれど、厳しいです、歌えないです……と兄さんの口から初めて聞く言葉が。これ中断かな……?とまで思ったんですが、客と一緒にMarry Uを歌ったあたりから盛り返し、その後は少々ハスキーになっていたけれど、素晴らしい歌声を聞かせてくれました。

 兄さんはずっと音程気にしてたけど大丈夫だったかと。逆に、愛してるって言えないなんかは、いつもより少し丁寧に歌ってたのがすごく良かったです。

 後半に行くに連れてどんどんテンションが上ってて、トークも絶好調でした。はじめはイヤモニだけが敵だったのに、どんどん周りのスタッフを敵呼ばわりしていく兄さんが面白かったw

お母様と一緒にいらしてた男の子に絡んでみたり、その子が188cmあると聞いて、僕も178だから大体一緒ですね!百の位の数字と一の位の数字が一緒です!と謎理論をw

 イェコンあるあるのご両親との会話も微笑ましく、急に日本語を喋りだすお母さんや、兄さんの曲タイトルを全然把握してくれないお父さんが良かったです。お父さんが兄さんに向けて指ハートするところをみたんですが、体の動かし方が兄さんにやっぱり似てますねw

 

2日目はリクエストに答えて色々歌ってくれました!1日目は途中で涙してしまって歌えなかった月の歌もフルで、最近出したcarpetなんかも!最高…!兄さんコンでのリクエストアカペラほんとすき。

 

 イヤモニつけて歌ったことないんでよく知らないのですが、ステージ上ではイヤモニつけないとほとんど音が聞こえないというのはよく聞く話です。自分は合唱をしていたときに一度、自分の声がほぼ聞こえない状態で歌ったことがあるんですが、目隠しして曲芸をしているような気持ちになります。自分がどのくらいの音の高さで、音の大きさで声を出しているのがわかんないんですよね……。だから兄さんも相当厳しかったと思います。まあ私程度の人間に「わかる」とか言われたくないかもしれませんが。

 なんとかこの試練を乗り越えた!って嬉しそうな兄さんを見て、それで名古屋公演が締められて本当に良かったです。とってもとっても幸せな公演でした。

 

スパショ2日目

びっくりした。

初日と比べて見違えるように良くなってたね!?

いつもスパショは初日の課題を二日目で劇的に改善してくる印象があるのですが、今回の落差は過去最大かも。まあ、本人たちも東京ドーム公演4年ぶりだったし。

 

初日はPAが微妙なのか、生歌と曲のバランスがあってなさそうだったし、リョウクちゃんも兄さんも歌いづらそうだな?って感じだったのですが、そこも良くなっていたような。私の席が変わったからかもしれないですが。

兄さんが二日目の方が明らかに調子がいいのは通常運転ですね。

(ソロコンでもだいたい初日より二日目の方がいいよね)

 

全然違ったのは本人たちのノリ。初日はMCのおふざけもほぼなく、センターステージでのわちゃわちゃもなく、野菜もコスプレもないので、なんか、そのスパショの割には普通のコンサートみたいだったのですが。

今日はみんなでワイワイやってて本当に嬉しかった。devil冒頭から全力でふざけるお兄さんたち、superduperでわいわい走り回るひとたち。これだよー!これが見たかったんだ!!!

このまま数日続けていけばもっとワイワイしてくれるはずなので、日本でSS7もう一回やって欲しいなー。お願いします。

 

そしてまさかのぎゅ、登場。びっくりした。キュヒョナ顔パンパンでしたねw

いやー、兄さんのMr.Simple普通にめちゃくちゃ大変そうなので(ミルクコーンからのちょあじょ)、ぜひ早くギュには戻ってきてもらいたいものです。

 

個人的にはカメラ芸人イェソンさんが復活していて嬉しかった。ドヤ顔!イケソン!!!連発!!!!ABライン2人で闊歩してたのカッコよすぎてギャーギャー言ったよね。

 

あと、あとですね。兄さんのシウォンへの想い、一方通行だと思ってたんですが、あれ……?仲良し???ソリソリで一瞬2人が後ろに回る箇所があるんですが、そこで2人だけできゃっきゃしてませんでした?私が見た幻?

ロッコは通常運転というか。まあスキンシップ多い2人だから(震え)って感じでした。兄さん一瞬シウォン相手にウィンクしてた、よね?

最後のメント、2人でこそこそ話してたよね。可愛かったねー。

あとバックハグよくわかんないです。とりあえずブルーレイに入れてね。

 

最後のメントは兄さんがトゥギに近寄ろうとして、レラヒョクに止められてたのが可愛かったです。はい。

 

そういえばまた!ソロツアー!平日!!!!!!

今回はZeppなんですね。

東京はオールスタンディング…???

流石にバラードづくしの構成ではないと思うんだけど。兄さん何歌うんだろう?とにかく頑張ってチケットとりますわ。

SUPER SHOW7

楽しかった…大阪と福岡でもやって…

あと戦隊モノ復活させてよー

 

兄さんがすじゅのイェソンさんの顔しててうわああああってなったよね。スパショ、東京ドームのスパショ6年ぶり。待ったなあ…。

 

グッズも買いました。支払いが現金だけということに途中で気がついたわ。衝撃だったわ。

そしてずっと欲しかったやつ買いました。f:id:Gorgias483:20181130221904j:image

なんかとにかく明るいイェソンwみたいになってるね。うちわ、SS5から出てて、ずっとイェソンさんだけ無くて(兵役だからね)、ううううううってなってたので。

ペンミでもうちわあったけど、スパショのうちわが欲しかったの!

今日はその時の無念な気持ちを成仏させてきました。

ALTAR BOYS 韓国版 Bチーム

 8/24から8/26まで、舞浜アンフィシアターで行われたアルターボーイズ の公演に行ってきました。

 曲がすごく良くて、メンバーみんな歌が上手い!マーク役のビョンジュンさんと、エイブラハム役のHIGHLIGHTドンウンくんすごく良かったですね。我らがイェソン兄さんは最後の美味しいとこ歌わせてもらってました。I believe〜ってところ最高に良かった。あとは上のハモリパートも良かったなー。兄さんは上でシャウトするのが本当に合いますね!

 

 で、まあ、特にキャストには不満がないのですが、演出がですね…、これちょっとどうなのよと。

 

 このあと思い切りネタバレしますので、読みたくない人はここでお戻りください。

 

 一度見終わった時に、なんかアメリカのブロードウェイでヒットとかいう割には、ストーリーがちょっとしょぼすぎない?と。ただメンバーがALTAR BOYSという設定でファンミーティングしてるだけのように感じてしまいまして。しかも、ストーリーがない割に、なんか所々で「あれ?これギャグだよね…?お客さんには伝わってないっぽいけど…」ってところがあるので見ていてなんだか居心地が悪かったです。

そこで、ネットで元々の舞台の評判について調べたんですが、このミュージカル、アメリカ社会風刺をたくさん詰め込んでるコメディミュージカルなんですね。でも、今回の公演ではその社会風刺要素がほとんど伝わってこなかったんですよ。なんなら公演中のギャグもたぶんあんまり伝わってなかったのでは?

 

 このミュージカル、冒頭からキリスト教ネタ満載で、登場人物は、

・マシュー(マタイの英語読み)

・ルーク(ルカの英語読み)

・マーク(マルコの英語読み)

・フアン (ヨハネスペイン語読み)

という聖書の福音書を書いたキリストの弟子たちから名前を取っています。ユダヤ人のエイブラハムは旧約聖書に出てくるアブラハムからですね。

 五人が覚えているバンド誕生秘話がちょっとずつ違ってるネタ。福音書は同じキリストの言行録のはずなのに、どの弟子が書いたかで少しずつ違うってところから来てると思うのです。ただ、キリスト教信者が1%未満と言われている日本のお客さんにどこまで伝わってるのかなあ…と。

 エイブラハムがカトリックバンドにいるおかしさとかね。ユダヤ教ではキリストが出てくる新約聖書聖典としてないので、メンバーが「ユダヤ人はキリストを信じないだろ?」っていうのも当然なんですよね。(そしてそれがラストのカトリックバンドにユダヤ人一人が残るおかしさにつながる)

 ちなみにユダヤ人差別で「キリストを信じてない」ってことが槍玉に上がることも多く、ナチスなんかはそれを積極的に利用してユダヤ人差別を進めたりしたので、かなりセンシティブな問題でもあるわけですが。

 

 曲もキリスト教ネタ満載で、例えばThe Callingって曲。そもそもCallingって言葉が神様に呼ばれること、キリスト教徒としての使命を託されるという意味なんです。それを「電話する」という意味に捉えて、神様が電話してきたよ~電波が悪くて聞こえないです~って歌うギャグなんですよ。

 Church rulezという曲では、教会のルールを歌うんですが、その内容が「かごが回ってくるからそこにコインを入れてね」っていう一度でもミサ参加したことある人なら「いや知っとるわい!」って内容だし。みんなが知っている当たり前のことをいちいち細かく説明するギャグなんだろうけど、日本だと伝わりづらいですよね。

   あと、あとで英語版の歌詞を調べてびっくりしたのがSomething about you。マシューが歌う甘くて切ない恋の歌かと思ってたんですが、「僕はカトリックだから君とは結婚できない」って歌なんですね。そりゃそうか、カトリックの神父は結婚を禁じられてますから。今回の舞台からは全くそんなこと読み取れませんでした。

 

 まあそこはいいとしましょう。キリスト教ジョークは日本人にはわかりづらいですし。仕方がない。でも、アメリカ的社会風刺がわかりにくくなった結果、ミュージカル内のジョークが機能しなくなってたり、メンバーのキャラクターが薄くなっているのはいかがなものかと。

 そもそもこの五人は、原作舞台では社会のマイノリティなんですよ。そもそもカトリックアメリカではマイノリティだし(アメリカはプロテスタントの国)、ルークはドラッグ中毒、マークはゲイ、フアンはメキシコ人、エイブラハムはユダヤ人なわけで。

 でもそれが全然この舞台で伝わってこない!

 ルークがドラッグ中毒はなんとなく察することが可能ですけど、マークがゲイってわかりました…?わたしはわかんなかったです。よく見るとパンフにちょっと書いてあるんですけど、舞台からはわからない。原作舞台や昔日本でやった公演では、マークは明らかにマシューのことが好きだとわかるらしいんですが。

 マークのソロ曲って、明らかにゲイに見えるマークが、「今から隠してた秘密を告白するよ」って言うことで、お客側にゲイってカムアウトするのかと思わせといて、実は「僕はカトリック」って歌いだすと言うギャグらしいのですが、多分それ全然伝わってなかったです。だってこの舞台でのマーク、別にゲイに見えないですもん。

 明らかに歌詞がアホっぽい(C-A-T-H-O-L-I-C スペルも素敵みたいな歌詞)のでなんとなく笑わせようとしてるんだな…?ってことは伝わるんですけど。

 アメリカだとピンクの服を着て小奇麗にしている男=ゲイっていう偏見があるので、マークを小奇麗な青年にして、マシューにベタベタさせておけばゲイということにできるのかもしれないですが。K-popアイドルにそういうことさせてもゲイに見えるかっていう……見えないよなあ……。そもそもゲイがカムアウトするのがすごく大変、って問題、日本でどこまで認識されているのか?という。

   フアンがヒスパニック系だというのも、まあわかるんですけど、演技だけでヒスパニックらしいなってわかります?すぐ女の人を口説こうとするのがそれなのかなあと思うんですが。なんか、ただ陽気で唐突にスペイン語をいう人みたいになってましたね。

   ルークのドラッグ中毒、今回の舞台だと台詞からなんとなくうかがい知れる程度で、ただテンション高いおちゃらけたアイドルにしか見えなかったです。あれ、ドラッグ中毒者の変わり者って演技だったのかもしれないけど、伝わらなかったかなあ…。

 

 というわけで敬虔なカトリックバンドのALTARBOYSは、ゲイ・ヒスパニック・ドラッグ中毒・ユダヤ人と個性あふれるメンバーなんですけど、今回の舞台ではほぼその個性は伝わってこなかったし、その個性ゆえのギャグやあるあるネタも無効になってしまってたと思います。

   演者のアイドルスキルが高いのが悪い方向に行っていて、普通にカッコよくて可愛いアイドルのステージになっちゃってるんですよ。演じる役の個性が、役者のアイドルの個性に負けてしまってて、役になりきらなくても成立してしまっているというか。

   途中で挟まれる、告白の時間というコーナー、お客さんの「悩みの告白」を聞くというものなんですが、回答がAltar boysの役柄としての回答ではなく、普通に素の回答でしたよね。あれが今回の舞台を一番象徴しているシーンかなあと思います。

 

 まあそもそも根本的なことを言ってしまえば、アメリカの宗教・社会問題ネタを、日本の韓国語ミュージカルで表現するのがしんどいのかもしれません。まだ日本のお客向けにやる日本語ミュージカルや韓国でやる韓国語ミュージカルなら、メンバーになまらせて外国籍を表現したり(日本版では、ヒスパニックであるフアンは関西弁で演じられてたみたいですね)、アドリブや間をうまく使って笑いを取れたんでしょうけど。字幕を使ってるのでそれもできない。兄さんが韓国語でガンガンアドリブ入れてましたけど、すまん…わからなかったわ…。

 

 ユダヤ人ネタとかもわかりづらいですよね。

 自分が昔見た海外ミュージカル、スパマロット(韓国版ではイェソンさん出てましたね)でも、ユダヤ人ネタが有りまして。ユダヤ人は差別されていたがゆえに正規の職に付きづらく、才能があれば認められる芸能の世界に進む人が多かったらしいんです。特にミュージカルの脚本家はユダヤ人が多いということから、「ユダヤ人じゃないとブロードウェイじゃ成功なんかできないよ!」みたいな風刺ギャグの歌があるんですね。

 でも、それをそのまま日本で演ってもウケない!ということで、日本語版ではどうなってるかっていうと、「日本の芸能界で活躍したければ、韓国人にならないと!」って歌に変わってるんですよ。

 これはうまく置き換えたなあと思うのですが、じゃあ今回のミュージカルをそれでやれるか?というと無理ですよね。

 

 日本のお客さん向けにやる、韓国語ミュージカルで、アメリカの風刺ネタをやる。この時点で何重にもねじれが発生してしまっていて、わけがわからなくなっているんですよ。

 演出側も多分そこはわかっていて、社会風刺をすっぱり切ってるんじゃないかと思うんですよね。

 社会風刺を諦めて、アイドルのステージ風に仕立て上げた気持ちはわかるのですが、そのおかげで一部のギャグがわけわからないことになってるし、ストーリーはスカスカだし、キャラクターは最後までよく見えないままだったし。イェソンさん、まんまイェソンさんでした。マシューのキャラクター、最後までよくわからなかった。

 歌はいいし、Altar boysという設定でやってるコンサート、くらいに考えれば楽しめるのかもしれないです。ただ、わたしとしてはちゃんとしたミュージカルを見たかったかなあ。メンバーの歌唱力は良かったから、他の題材で演ってほしかったです。

メイビー、ハッピーエンド(5/5)

 久しぶりの更新です。

 兄さん出演のメイビー、ハッピーエンドに行ってまいりました。

 

 生まれて初めて韓国語ミュージカルなるものを見ました。オペラとかと同じように舞台の横に字幕が出るので、日本人でも物語の内容が理解できるようになってるんですね。(あたりまえか) でも多分韓国語がわかったほうが楽しいんだろうなあ。

 

 で、メイビー、ハッピーエンドなんですけど、とてもよかった…。

 出演者はたった三名の小さな可愛らしいミュージカル。でもそのこじんまりとした世界が、オリバーとクレアがアパートの中にこもって過ごす毎日を表しているようでした。

 イェソンさん演じる古い型のヘルパーロボット、オリバーが、え?当て書きでは?ってくらいイェソン氏にぴったりなんですよ。オリバーは変なところで真面目で、ロボットぽく融通が効かないし冗談も通じないし、ジョークのセンスもちょっとずれてて、でも心がとても優しい。なんだかそんなところが兄さんとそっくりで、いやもうこれほぼ兄さんじゃん…兄さん…みたいな気持ちで観ておりました。

 

 クレア役のキム・ジュヨンさんも、いろんな役を一人でやってくださったキム・ナムホさんも歌がうまくて、兄さんもハードスケジュールを全く感じさせなくて、そこもとても良かった。やっぱり歌がうまいのは正義ですね。

 

 また兄さんが新しいミュージカルをやるようで。

http://shinswave.com/EventInfo/View.php?strSection=Guide&strSeq=5

 おんなじ会社のところですね。これはアップテンポなナンバーが中心なのかな?

 

 うーん、こういうのもいいし、すごく楽しみだけど、そろそろスパショを…。日本でもスパショを…。りょうくちゃん待ちなのかなあ。

SJ returns 未公開編

www.vlive.tv

SJリターンズ未公開!

本放送時ではかなりカットされてしまったシウォンの除隊や、馬CEOによる宣伝会議など、シウォン好きにはたまらない回なのでは。

あの通販番組出演はシウォンの会議から生まれたアイディアなんだねー。

課金必要ですが、課金する価値がありますねー!

あと、下手に無料にしちゃうと、シウォン批判に利用されちゃうというのもあるかも……。

 

個人的な見どころは

・英語力ふわふわヒョクチェ

・軍隊にいた間に決まったSJルールの経緯をピタリとあてるチェ・シウォン

・馬CEOのガチプレゼン資料

・アルバム売上のため邪悪なグッズ商法を考えるヒニム

・売上のためなら捕まることも辞さないヒニム

・検索くわしいシンドンと詳しくないミンくんの楽しいシンミン

・深刻な雰囲気を出すも速攻その雰囲気をキャンセルさせられる兄さん

・ギュと見たらすぐにべたべたする兄さん

・キュヒョナへの長年(13年)の不満を大爆発させる兄さんとそれを必死に止めるぎゅ

 

最後の兄さん&ぎゅ、はちゃめちゃかわいいので全kyusungペンが見るべき

加賀楓BDイベント第一部

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かえでぃー誕生日おめでとう!18歳!!!わかい!!!!わかいんだし!!!

 

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めがねでぃーが爆イケすぎてこんなん宇宙に住む全員が恋に落ちてしまうのでは……?ってなりますね

 

というわけでかえでぃBDイベ第一部に行ってきました。第二部は普通に落ちたしハロヲタ友達もいません。

 

会場内、女性ヲタ多かったと言う声もありますけど、半々?少し女子が多いくらい?

バースデーイベント、小田さくらさんのやつしか行ったこと無いので、バースデーイベントの女子率の相場がよくわからない……(小田さんもめちゃくちゃ女子多い)

 

かえでぃはまったく緊張しておらず、美しく筋肉がついた腕を見せながらにっこにこしていました。スタイルが地獄のように良い。足が鬼のように長い。

 

かえでぃ、イベント中ずっと楽しそうだし、啓太にも指摘されてたけど、ライブパートではもうほぼパリピのようなテンションで最高に可愛かったです。

 

最初の思い出写真館では、幼少期のかえでぃー(啓太いわくこのころから加賀楓感あるとのこと。確かに)写真をたくさん見られたんですが、ほとんど記憶がないかえでぃー。

啓太「なんで覚えてないの!?」

かえでぃ「この企画わたしが出したんじゃないですよ!」

 

かえでぃの五感を鍛えたいという修行僧のようなリクエストに答え、五感ゲームなるものをやりました。推しが、ガンプラを獲得するのを、微笑ましく見守る我々……。かえでぃ二個もらってたね!よかったね!!!

あとはヲタたちからの質問に答えるコーナー。楓さん、いつも思うけど、結構処理が早く、質問の解答に言いよどむことがほぼ無いです。めちゃくちゃテキパキしている。

 

かえでぃイベント、バースデーメッセージとかサプライズゲストとか言うものがなく、最後に見学してたかなともが舞台上に引っ張り出されたくらいで、濃厚100%還元かえでぃって感じでした。これはこれで良いですね。

 

そしてライブパート!

 初恋サイダー

 江戸の手毬唄2(神聖なるver.)

 赤い日記帳

 今すぐ飛び込む勇気

 本気ボンバー!!

というセトリ。これはどうやらかえでぃが研修生時代の発表会でやってた曲らしく。激アツセトリですね。曲紹介で喋ってたら初恋サイダーが始まっちゃって、慌てて歌いだしたのにはちょっと笑いました。

個人的には手毬唄の「てまり転げて、どこへい~く~!!!」がすごく気持ちいいくらいに伸びてたのが印象に残ってます。高音の伸びが凄く良いし、声質もかわいいんですよねかえでぃ。

今すぐ飛び込む勇気では、あの美しく長い腕でダンスをしてくれて、すごく良かったです。人で半分くらい見えない(会場に傾斜がないので……)から、DVDでちゃんとみたいな。マジボンバーはほんと会場中がノリにノってました。たのしい!ベリ曲はたのしいな。

 

かえでぃの歌を聞いて思ったのは、これだけ歌えても、娘。では歌割りがないんだなあっていうことと、コンサートでのちょっとの歌割りで聞く歌とはやっぱりかなり違うなあということですね。踊ってないからかしら。

 

いや、娘。女子アイドルにしては運動量えげつないですよ、ほんと。

www.youtube.com

 

こんなん踊りながらよう歌いまっせほんと。しかもコンサートではこの前の曲でも後の曲でもバキバキに踊ってますからね。

 

小田さんも、最近だとちぇるも、コンサートでの歌割りをもらうのに少し時間を要したと思うんですが、やっぱりこの運動量でちゃんと歌うの、訓練がいるよなあって思います……。ただ歌がうまいだけじゃなくて、あんだけ運動しても息が乱れないっていうことが大事なんだろうなと。

モー娘。たいへんだな〜

 

ちょっと脱線しましたが、かえでぃ誕生日おめでとうございます。これからの活躍をお祈りしております!!!