ばーにんばーにん

アイドルのことで、日々思ったことを適当に覚え書きするブログです。主に兄さん中心にSJ,ハロプロメインになると思います

通販クッキー

兄さんが金箔貼ってるの見ると元気が出る毎日ですねこんにちは。

この間誕生日でして、ミュウモから誕生日ポイントをもらえたので、これを買いました。

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やっふぃクッキーです。最近のSJグッズは悪ノリが過ぎて最高ですね。

ちなみに賞味期限は10月20日でした。おそらくもうすぐ通販サイトから姿を消すと思うので、気になる人は早めに買った方が良いかと思います。

カムバはいつなのかなあ

 最近SUPER STAR SMTOWNを始めました。音ゲーはあまり得意じゃなかったんですが、やってくうちに上達していくのがわかって楽しいですねー。絶対無理だよこんなん、って思ってたのが何回かやってくうちにできるようになっていくの、わかりやすく楽しい。

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 唯一の不満といえば、BoAのvalenti日本語版がないことですかね。あとDevilも入れてほしいです。KRYも。よろしくお願いします。

 

 もうすぐカムバなのか、メンバーたちの練習が始まったみたいですね!わー!カムバ時期は10月なのか11月にずれ込むのか……。どんな曲になるのかなあ楽しみ!

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ヒョクちゃんのあげたこの写真がとても良いー。後ろのシンドン、さっそくツイッターコラ画像作られてて笑う。

 

コメント欄の

兄「俺子犬じゃなくて亀でしょ」

鰯「子犬じゃなくて犬ね」

兄「どこにいるの?会って話そうか」

ってやりとりが微笑ましすぎるし、狂犬がチラチラ出てる…。

兄さんペンになったばかりの頃は、天安の狂犬ってペンが言ってるだけかと思いきや、ヒニムが普通に使っててびっくりしたよね。

 

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そして兄さんもインスタをアップ。

こっちは自分を星にしてるのかwww完全にいじられ待ちじゃないですか…!

そしてヒョクにヒトデ呼ばわりされる兄さん。

そしてそしてトゥギに撮ってないで練習しなさいと注意される兄さん。

みんなが遊んでるから撮ったんだよって言い訳してるところ弟って感じがしてかわいーな。兄さんダンス練習頑張ってw

 

 あ、あと会報を読みました。兄さんが可愛かったです(月並みな感想)。Y's songまたやってほしいな……。あと、巻末のシンミンインタビュー&シンドンインタビューも良かったです。特にシンドンの演出やPV監督の活動についての話とか。SS5のバックステージ映像を見ると、シンドンの存在の大きさを感じますよね。あんなに演出にがっつり関わってるとは知らなかったな。SS7ではどうなるのか楽しみだなあ。

 

娘。版マリア様がみてる

 最近、何を考えているかというと、もし娘。メンバーをマリア様がみてるに当てはめたらどうなるか?ということなんですよね。歴史があり、OGからの縦のつながりが深い娘。に、マリア様がみてるの世界観はぴったりだと思うんですよ。

 というわけで、もし娘。メンがリリアンに通っていたら、どういうスール関係が成立するか?というのを考えてみました。異論は受け付けます。というかむしろ他の方の異論を読みたいです。

 

 ちなみに、8期以前は卒業生、 9期を高校3年生、10期・11期を高校2年生、12・13・14期を高校1年生としてスールを考えています。

 

 

黄薔薇ファミリー

ガキさん(前黄薔薇さま)ー生田(黄薔薇さま

 

 これは比較的楽に決まりました。ガキさんとスールになるのは生田さんしかいないと思います。後輩の前ではちょっとクールなところがあるえりぽんが、ガキさんの前では子供のように甘える、そんなスール関係を推して行きたいです。

 問題は、生田さんが誰をスールにするかってところなんですよね……。生田さん、皆に優しいけど特別な後輩が居ないような気もするので。野中とかどうかなあ……。それかよこやん?

 あと、前黄薔薇さまをれいな、黄薔薇さまをまーちゃんでも良かったかなと思うんですが、まーちゃんは薔薇さまって感じじゃないかなあっていうのと、ぽんぽんコンビで山百合会に入って欲しかったという気持ちがあったので、生田さんを黄薔薇さまとしました。あと生田さんから若干の鳥居江利子感を感じるというのもあります。

生田さんが江利子さまだとすると、妹にはどぅーを選ぶのかしら…。いやでもここはダークホースではるなんとかどうかな?あの淡々とした関係性のコンビ、サブリーダーズなかなかいいと思いません?

 

紅薔薇ファミリー

愛ちゃん(前紅薔薇さま)ー鞘師(紅薔薇さま)ー小田(紅薔薇のつぼみ)ー牧野(紅薔薇のつぼみの妹)

 

 このチョイスはですね、趣味です。

 鞘師さんを愛ちゃんのスールにするか、それともさゆのスールにするかで迷ったのですが、鞘師の心の拠り所はさゆでも、目指すところは愛ちゃんかなあと思ったので愛ちゃんと鞘師をスールにしました。言葉には出さなくても、お互いのことを強く信頼している愛ちゃんと鞘師って理想的なスール関係なんじゃないかなって思います。

 一方、さゆと鞘師の関係性って、佐藤聖福沢祐巳の関係性に近いかなあと思ったのもあります。スールじゃないからこそ甘やかせる関係といいますか。これはこれで良い関係ですよね。

 鞘師のスールを誰にするか?で迷ったのですが、卒業記念の単独コンにも呼ばれていた小田ちゃんを選んでみました。なんといいますか、この二人はパフォーマンスを引っ張っていくという面で、お互いに強い信頼関係があると思うんですよね。小田ちゃんにとって鞘師は一つの目標だったと思うし、鞘師にとっても小田ちゃんは緊張感のある後輩だったんじゃないでしょうか。

 ちなみに鞘師は途中でアメリカにダンス留学してしまい、そっとさくらに山百合会を託して去っていくというわたしの個人的な設定があります。小田ちゃんなら二年で紅薔薇さまになっても、堂々としているんじゃないでしょうか。

 小田ちゃんのスールはかのんちゃんでも良かったかなあと思うんですけど、あの二人はスールって言うよりも学年を超えた友情関係に近いんじゃないかなと思ったので。てかあれですね。三薔薇じゃ足りないですね。四薔薇ほしいな。

 

 小田ちゃんが特別なスールを選ぶとしたらまりあかなあ。まりあはさゆにあこがれているという噂が流れて、本当は白薔薇になりたいんじゃないか?って思った小田ちゃんがスールの申込みをためらう、みたいなスッタモンダがありますけど、無事二人は姉妹になります(わたしの脳内の話です)。安心してください(わたしの脳内の話です)。

 

白薔薇ファミリー

さゆ(前白薔薇さま)ーふくちゃん(白薔薇さま)ーあゆみん(白薔薇のつぼみ

 

 ここはリーダーの絆ということで選んでみました。白薔薇特有の、表立ってイチャイチャしていないけどもお互いを支えて生きている感じがすごくしていいですよね。一人でいるさゆにそっと寄り添うふくちゃんであって欲しいです。

 ふくちゃんの妹が思い浮かばなかったのですが、ふくちゃんを真っ先にフォローしてくれる後輩ということで、あゆみんかなあと。二人でバスツアーもやってますし。

 あゆみずきの二人に関しては、ふくちゃんからロザリオを渡しに行って欲しいですよね。普段おしとやかなお姉さまである聖さまが、あゆみんを追いかけてロザリオを渡しに行くんですよ。おとなしそうに見えて闘志を燃やして欲しい、聖さまには。

 

 あゆみんの妹なんですけど……。これがまた想像もつかないなあ。12期は12期同士で仲いいんですよねー。まりあかねとか、はーちぇるとか。れなでぃーはまだルーキーだし。ちぃちゃんは転校生だし。

 どぅーはモテモテだと思うけど、特定の人とスール関係を結ぶイメージがない……。強いて言うなら13期のどちらか?せっかくなのでよこやんとスールになってほしいかな。

 

 ハロプロマリみては結構エモいと思うので、誰と誰がスール関係になりそうか、他のグループ(例えばアンジュとか)で考えてみるのも良いかもしれないです。アンジュなら、あやちょとめいめいをスールにしたいです。わたしの個人的な意見です。

フジネク版 Y's song

BOOKSと比較するとVCRもmentもほぼないからか、曲多め!ありがとうフジネクさん…!!!

この横浜公演、DVD収録日はトーク短めだったんだよなー、なつかし。 

 

VCRも衣装替えもほぼなくて、ずっと一人で歌ってるという、ただただ歌を届けるというコンセプト、最高オブ最高。

韓国のソロコンもコンセプト同じだったと聞くので、ほんと行けばよかった…後悔してる…

 この人は歌うために生まれてきたんじゃないかって思わせてくれる公演でした。また行きたいなー!またソロコンして欲しいなあ…。

 

演奏も歌も素晴らしいし、照明演出もシンプルでありながらゴージャスで良い…。定番の曲もストリングスと生バンドバージョンに編曲されてて、それもすごく良かったんだよな。君じゃなきゃダメなんだのストリングス&生バンドバージョン良かったなー。

 

フジネクさんの編集も良くて、ピアノソロの愛してるって言えないでは、ピアノを見る兄さんとその表情を同時に映してくれたりするのです。(テレビ画面を直接携帯で撮ってるので、画像が汚いです)

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特にY's songはモニターない公演もあったので、画面で兄さんのドアップが映るのはいいですよね。

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個人的に、目を閉じてる時に見える下がり眉毛が好きです。

 基本的に歌っている間は、響かせるためなのかお目目をかっ開いてるか、目を閉じてるかのどちらかの表情なんですけど、

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たまに人を殺したあとみたいな表情もしてて良いです(褒めてます)

 

 

フジネク版セトリ

一部

前奏

ぽんなれそなぎ

君じゃなきゃダメなんだ

spring in me

(ment)

愛してるって言えない

シャボン玉

晴れのち雨の空の色

もくち

むんよろば

blind

 

二部

between

hibernation

confession(兄さんラップバージョン)

splash

FLY

(ment)

let me kiss

 

二部からのノリノリ兄さんも可愛い。

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ステージ中を動き回りながら熱唱しつつ手をフリフリ振るのが死ぬほど可愛いです。わたしよくこれを生で見て生きてられたなってレベル。

 

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客の「えー!」のあとにぎゅの持ちネタ「えーじゃないか?」を言い出す兄さんかわいい

 

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上の席へと手を振る兄さん

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ノリノリで踊る兄さん

 

放送曲リスト、ほぼ完璧では…見たかったやつほぼ入ってる!まあ本当のきもちとしてはフルで円盤化して欲しいけど。

特に昭和メドレー無いのは仕方ないけど残念。真っ赤な照明の下で、二億四千万の瞳を踊り狂う兄さんとか、バンドメンバー紹介とかすごく良かったのにー。

あとyour echoがないのも辛い。

 

円盤化して欲しいなあ…無理なのかなあ?パシフィックヘブンイベでもDVD化する文化圏にいた人間としては円盤化しないのが理解できない…

イェソンさんお誕生日だよー!

 BOOKSコン放送見ながら8/24を迎えました。

 改めて見たけど兄さんが可愛すぎてびっくりしますね。あとこちらに歌わせる分量が多いw

 

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 というわけで兄さんお誕生日おめでとうございます~。今年一年実りある年になりますように。

 

 最近レコーディング続き(ギュウクいないもんな……)でフラストレーション溜まってそうな兄さんでしたけど、誕生日はいつものご友人とパーティーみたいです。よかった!

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 おしゃれな店だー!!!さすがおしゃれカフェ経営者。店のチョイスもシャレオツじゃないですか。

 

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 ジョンジーナと仲いいなあ……。自分の誕生日パーティーに兄弟呼ぶのすごいよね。

 

 

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 ソンジュンさんがなんでこんなふわっとした感じの写真を上げたのかはわかんないんだけど、この兄さんがめちゃくちゃかわいい。てか兄さんがソンジュンさんにめっちゃベタベタしてる…なんなんだ…ソンジュンさんすげえ…やっぱIQ156だから…???IQ156だと兄さんの脚とか触っても怒られないのか…????

 

 

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ろうそくを一発で消す兄さん。流石の肺活量である

 

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ドンヘちゃんからもおめでとうだー。

ヒニムからもコメントがついてる。

 

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おトゥギ……ではなく愛犬シムクンちゃんからもおめでとうメッセージが。

兄さんとトゥギのお互いの犬の名前を間違えるノリはいつまで続くの?w

심쿵(シムクン)→숨통(スムトン)→쿵쾅(クンクァン)

スムトン(息の根)からクンクァン(ドキドキ)になったね。

 

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 シウォンに早く帰ってきてアルバム準備しよ?ってコメントする兄さんかわいい……。やっぱり、自分だけレコーディングでシウォンの除隊の日に会えなかったのを根に持っているのでは?w

 

  そんな感じで、かわいいー、なんて言っていたら兄さんは走っていた。しかも2時間。誕生日なのにストイックがすぎる。わたしもがんばらないとな……。

兄さんインスタの謎

(……きこえますか…きこえますか…えっせむ事務所の担当者よ…今…あなたの…心に…直接… 呼びかけています…兄さんの…スーパージュニアイェソンさんの…撮り溜めまくっている写真やポラを…まとめて一冊の本にするのです…SMfamiliyが写ってる写真もまとめるのです……言い値で…言い値で…買います…いいから早く売るのです…)

 

シウォンがついに除隊しましたね!

除隊日と同時に偉い神父さんのお言葉ツイートがガンガンRTされてきて、「あ、そうか除隊したのか……」と謎の実感をしました。まさかの神父ツイートから実感するシウォン除隊。

 

ウネ&トゥギとの感動の再会、シンドンからの温かいツイートの中、我らの兄さんが更新したのがこちらです。

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えっ?何故そこ?w

わたしがシウォンペンじゃないから知らなかっただけなのかもしれないですけど、ここってシウォンの有名パートとか何でしょうか……。たしかに一人だけ微妙に振り付けが違ってますね。ちょっと頭を指差すのが早いし、思い切りカメラ目線だし。

でも、ここってこんなシウォンが目立つパートだったけなあ?と思って、SFSの動画をあさってみました。

 

www.youtube.com練習動画見ればわかるのでは?と思ったけど、この動画シウォン居ないんだよなそういえば……。

ちなみに2分39秒あたりで振りを間違えてふわふわする兄さんが見られます。

 

シウォンは音楽番組披露も二周目からいないので、なかなか振り付けの詳細はわからず……。ということで、コンサートのシウォンfocus探してみたんですよ。

www.youtube.com

やっぱりみんなと同じ振り付けしてるじゃん!

 

じゃあ、兄さんが上げた動画は珍しく?曲中にはしゃぐシウォンが見られる動画だったのか……。

グランギニョル感想

 

 TRUMPシリーズ最新作、グランギニョルを見てきました。

grandguignol.westage.jp

 見たのは東京公演2回(8/5昼夜)、大阪公演1回(8/19昼)です。とても面白かったです。なお、観劇前に予習として見たものは、TRUMP(Dステ版)、リリウム、スペクターです。TRUMP2015年版も見たは見たのですが、時間がなかったため、あまりちゃんとは見てないです。そういう人間の感想であることをご留意いただければと思います。

 

※以下、TRUMPシリーズのネタバレを容赦なくします。お気をつけください。

まだTRUMPもリリウムもスペクターもご覧になってない方は、この文章を読まずに、先にそちらを見ることを強く勧めます。

 

 

 まず一回目に見た感想としては、なんかすごいけどよくわかんないところ結構あるなあ……でした。一つの舞台に、いろいろな視点からの物語を詰め込んでいて、情報量がとても多い!

 語られる物語の軸としても、

  •  ダリ・デリコとゲルハルト・フラの関係性
  •  デリコ家の物語
  •  フラ家の物語
  •  血盟議会の政治的対立
  •  ギルドの物語
  •  ダミアン・ストーンの物語
  •  ゲルハルトの研究についての物語(繭期の三人の少年少女にまつわる物語)

 と、大量の登場人物全てに関して、バックグラウンドが語られると言っても過言ではなく。更にそれぞれが過去作とリンクしていたりするので、どの切り口で語るかで感想が大きく変わるんじゃないかと。情報量が多くて疲れちゃうところもあるんですが、色々と考察したり推測したりする楽しみもそのぶん多い舞台でした。

 

 このアホみたいに多い情報のせいで、若干説明過剰になりがちなのですが、そこをうんざりさせないのが、凄まじい量の殺陣シーンです。話の半分が殺陣なんじゃないかって量です。とにかく皆、殺陣がうまくて、少年漫画の格闘シーンを見ているようなわくわく感があります。

 主演二人はもちろん、他の俳優たちも二時間半の舞台の間中ずっと走り回り、飛び、くるくると刀を振り回しながら回転し……。一瞬気を抜いたりタイミングを間違えたら大怪我に繋がりかねないような殺陣が、次から次へとバンバン出てくるんですよ。

 特にすごかったのが、ダミアン・ストーン役の日南田顕久さん。刀をくるくると美しく回しながら、ブレイクダンスのようなアクロバティックな動きもしてみせる、その身体能力の高さに驚愕しました。最後のダミアンVSダリのシーンでは、走りながら段差を飛び降り、着地してすぐにまた姿勢を崩さず走るという、空でも飛べそうなことをしていました。ハイロー出てほしいです。ハイロー。

 この、成人男性にも非常に大変だろう殺陣シーンを、唯一の十代女性である田村めいめいことキキ・ワトソンが見事に演じているのを見て、それにも驚きました。残念ながら、東京公演千秋楽では熱が出てしまったみたいですが、それもある意味仕方ないというか……。

 

 あと、TRUMPシリーズの特徴(というか末満作品の特徴?)でもあるギャグも健在でした。複数回見ると、このギャグシーンが変わっているのがわかってなかなか楽しいですし、役者さんに親近感が湧いてくると、更に楽しいんじゃないかと思います。

 過去作と違ってガチシリアスシーンから急にギャグシーンになって、感情が追いつかないってこともなかったように思います。ギャグシーンは基本的に前半に集中していたので。

 実は、個人的に、末満さんのギャグシーンがあまり好きではないのです。こんなことを言っておいて急に何だという感じですが。

 理由として全員が全員ボケるというところがあります。多分皆に見せ場を作りたい優しい気持ちから来てるんでしょうけど、全員がちょくちょくボケるので、なんだかとっ散らかった印象を受けてしまうというか……。今回の舞台も、歌麿とジャック・ブレアぐらいをボケ役にして、他の人のボケを大胆に削るくらいのほうが好みですかね。

 それと、歌麿と李春林の、歌麿を犬扱いするコント、なんか間が悪くてうーん、となりました。李春林役の東さんが、師匠感を出すために少しもったいぶって話すので、間が悪くなるのかも。なんだかもっとパキパキやってくんないかなあと思ってしまいました。いやまあ皆さんお笑い芸人じゃないんで、要求としては的外れだってわかってますけど。

 

 

 今回、舞台を通して見て思ったのは、これは「家父長制と、眠れる奴隷の物語」なのでは?ということでした。さっき、パンフレットの末満さんのコメント見たんですが、この舞台は末満さん曰く、「呪い」と「信仰」の物語だそうで、そんなに外した感想じゃないんじゃないかと思います。

 

 今回の「グランギニョル」は過去作の「スペクター」とほぼ同時期、つまり「TRUMP」より前の物語です。つまり、この作品でダリとゲルハルトは必死に足掻きますが、結局ダリの息子のラファエロは死に、ウルは死の恐怖から逃れられずに死に、そしてアンジェリコは繭期の症状が悪化した上で死ぬ。そういう結末が待っていることを、既に観客は知った状態で見ることを期待されている作品なわけです。彼らが舞台上でいかに努力しても、遠い未来の結末は既に決まっている。

 コレを見て思い出したのは、ジョジョ五部の「眠れる奴隷」のエピソードと、ヴォネガットの「タイタンの妖女」でした。どちらも既に定められた運命に対して、あがく人々の物語です。既に結末は決まっているのだから、逆らっても無駄というわけではなく、何をするか?その苦難に対してどう行動するかが重要なのだという物語でした。

 今回も、そういった「呪い」にあがきながら、どう生きていくのか?ということを問うている舞台なのかなと。

 

 また、末満さんが舞台パンフレットのコメントで上げている「呪い」の中に「世襲」というものがありましたが、主人公二人とそしてその妻二人はこの「世襲」と言うものに苦しめられているなあと。

 わかりやすいのはゲルハルトで、フラ家というものにとらわれているわけです。彼はフラ家を守り、フラ家を守ることが妻のマリアを守ることだと思っていて、そのために己の性的不能をひた隠し、マリアにわざと浮気させてよその男と子供を作らせるのですが、その結果マリアを病ませ、自殺へと追い込んでしまうわけで。

 一方、ダリはそこまでではなく自由に生きているように見えますけど、デリコ家の者として見られることにウンザリしているようなセリフがあったり、また今回のグランギニョルの発端が彼がデリコ家の人間であることだったりするので、やはり彼もまた家にとらわれている吸血種なわけです。

 しかし、ゲルハルトとダリは、彼らがその「家」の吸血種、つまり貴族であり、貴族である自分たちはノブレス・オブリージュを持つと考えているがために、吸血種(そして人間)社会に対して責任感を持ち、この事件を解決しようと足掻き行動するわけでもあります。

 家という「呪い」は彼らを縛る鎖であり、また彼らの行動の原動力なのだなあと。

 

 個人的にはただただ辛いのはダリの妻フリーダと、ゲルハルトの妻マリアです。この二人が典型的な家父長制下の女性キャラクターという感じで……。フリーダは強い女性で、夫の浮気の疑いに心をかき乱されながらも、スー・オールセンを前にして「生まれてこなかった方が良い子供なんていない」と言ったり、スーの子がもし夫、ダリの子ならばわたしの子供でもある、と言い切ったりするわけです。

 なんか、昔の本妻さんが、お妾さんの面倒見るような感じだなあと思いました。つまり一人の女性である前に、「家」の一員なんですよね。精神的に強いがゆえに家父長制に適応しきった女性だなと。もっと怒っていいだろ、悲しんでもいいでしょと現代人であるわたしは思うんですけど、フリーダは強いんですよね。ただただ。

 

 マリアは対照的で、彼女も家父長制を守ろうと努力はするのですが、望まぬ不貞を強いられたため精神的に錯乱し、自分の子であるアンジェリコに対して「あんな子生まれなければよかったのに」「あの子を殺して」と言い放ちます。家父長制下では、特に女性は自分の意志を認められなず、家の付属品として扱われるので、多大なストレスをかけられて精神に異常をきたす女性は珍しくなかったという歴史があります。マリアもそういった女性なのでは。マリアはフリーダのコインの裏のような存在なんじゃないでしょうか。一つ間違えたら、フリーダはマリアだったかもしれないし、マリアはフリーダだったかもしれない。


 一番つらいのは、フリーダもマリアも、尋常じゃない精神的ストレスを加えられながらも、彼女らが主体的に動いて物語を大きく変えていくことはできないわけで(それはダリとゲルハルトの役目)、そこが近代以前の「家」って感じがするんですよ。つらいとしか言うことができないんですよ……。この二人に関しては……。

 

 この舞台のもう一つの要素、「信仰」ですが、まあ簡単に言えば原初信仰者ですよね。TRUMPを神とし、それを崇める宗教。

 

 実はわたし、初回の鑑賞ではマルコ・ヴァニタスの中にいたダミアン・ストーンの目的に納得いかなかったんですよ。

 TRUMPに生きていることを実感させるために、この世を残酷で満たす。まあ言わんとすることはわからないでもないですけど、でもなんか納得行かない。ずいぶん周到に計画を立ててるのに、根本の目的が地に足がついてないというか、ふんわりしてるように思えたんですよね。なんでこんな遠回しなことをするのか?と。TRUMPに直接働きかけたほうが良くないですか?なんか美味しいものでも食べさせてやれよと。

 でも、2015年版TRUMPを見たり、友人の感想を聞いているうちになんとなくわかってきたような気がします。

 

 TRUMPの側近であったダミアン・ストーンは、イニシアチブを使って自分の人格を他者にコピーして、擬似的な長寿を達成していたわけです。これまでのシリーズを見る限り、イニシアチブを取ることで相手の行動、意識、記憶をコントロールできるようなので、イニシアチブで相手にダミアンの記憶をもたせ、ダミアンの行動様式に従って行動させる、ということをやっていたのでしょう。シリーズの中でもかなり強いイニシアチブだと思います。

 しかもこのイニシアチブを何代も何代も繰り返し繰り返し、何人にもやっていたわけで、相当強烈ですよ。

 ココで思い出されるのが、バルラハ・ベルが言っていた、イニシアチブを二つかけた場合、その意思の力が強いほうが勝つ、ということ。つまり、イニシアチブの強さは意志の強さにある程度比例するのではないでしょうか。

 相手の意思をコントロールするようなイニシアチブを、自分の死後も、何代も何代も繰り返しかける。これを生み出したダミアンは、その全てをTRUMPのためにやっているわけで、彼のTRUMPへの想いの強さって、もう「意思」ってレベルを超えて「信仰」なんじゃないでしょうか。

 そうするとTRUMPでクラウスがアレンに囚われてしまう気持ちもなんかわかるんですよね。きっと彼のまわりには彼を「信仰」する人しか居なくて(だって側近ですら信仰してくるわけですし)、きっとアレンみたいになんの媚びもへつらいもなく、「永遠の命を持ってしまったら、きっとさみしいよ」なんて自分の心に寄り添った言葉を言ってくれる人なんて、誰もいなかったんだと思います。……クラウス……。つらい……。

 

 話を元に戻すと、グランギニョルってダミアンにとっての「宗教儀式」なのかなと。彼の信仰をTRUMPへと伝える儀式。だからこそ、美しさを求めるし、あんな理不尽なことを、あそこまで用意周到に、己の全精力を傾けて行うことができたんじゃないかなと思います。

 

 TRUMPシリーズには「我は守護者なり」というセリフが繰り返し出てきますよね。

 でもこのセリフを言っている人たちって、その守る相手を心から思って守ろうとしているという側面もあると思うんですが、相手のことを思っているというよりも、どっちかというと相手に執着する己の心を守りたいだけなんじゃないか、と思わせるところがあります。

 例えば、TRUMPのラファエロは、ウルを守ろうとしている一方で、ウルを守れる自分に執着しているんじゃないかと。ウルを守れ、という父親からの期待を守れる自分であろうとしているんじゃないか。
 リリウムの紫蘭ギムナジウムを守ると言いながらも、ギムナジウムを失うことで永遠の命を手放すことへの不安が先に来ているように思います。
 スペクターではシャド。ローザへの献身のあまり、ローザの暴走を止めることができないわけです。
 グランギニョルではゲルハルトがフラ家とマリアを守ると言っていますけど、これは一方で父親からの呪縛から、フラ家を守れる自分に執着しているようにも思えます。

 

 もし、ダミアンの物語があったとしたら、ダミアンはきっと、クラウスに対して「我は守護者なり」って言ってるんじゃないかなあと思うわけです。ダミアンはクラウスを守ってるつもりで、クラウスを守れる自分に酔ってるのかもしれないですね。(正直、クラウスは別にグランギニョルなんて望んでなさそう)「我は守護者なり」は相手への信仰告白なのかも。

 

 

 あと、どうでもいい話を少し。


・ゲルハルトはダリの守護者?
 さっきゲルハルトはフラ家とマリアの守護者である、と言いましたけど、物語を見ているとゲルハルトはダリを守る役割も持っているように思います。

 ダリは、繭期の症状でフリーダを殺すシーンを幻視するわけですけど、これが成就しなかったのは、代わりにゲルハルトが請け負ったからなのではと思わせる展開でした。フリーダが殺される、という運命を変えることはできなかったけど、ゲルハルトは自分の意志で、ダリに自ら手を下させるのではなく、自分が代わりに罪をかぶることを選んだわけです。そうすることで、彼はダリの心が殺されてしまうことを防いだんじゃないでしょうか?

 この舞台のテーマである「呪い」から解き放たれることは難しいけれど、でも呪いの結末までの道筋を変えることはできるし、そうすることできっと何かを未来に残すことができる、ということを表しているシーンなんじゃないかと思います。

 

・ウルとダミアンコピー
 ウルはスーを助けたシーンで消失していると思うのですが、それまではどの程度意識が残っていたんですかね?
 緑髪のダミアン・ストーンは、ゲハルトに「君はイニシアチブの可能性なんだ」と言われた時に少しの抵抗を見せていますけど、これはダミアン・ストーンに乗っ取られる前の誰かによる僅かな抵抗なんでしょうか。そうなると、ダミアン・ストーンたちの中には、元の吸血種たちの意思が僅かに存在しているんじゃないかと思います。ただ、その意思が表に出てくることはほぼ無いのでしょう。


 マルコの中に僅かに残っていたウルの意思から、ダミアン・ストーンはグランギニョルの主役をクロード・デリコの息子、ダリ・デリコに選び、計画を実行したわけですよね。原案はウル、脚本・演出ダミアン・ストーン、というセリフからもそれが伺えます。
 で、そこで個人的に気になっているのは、マリアを愛したのは一体、ダミアンなのか?ウルなのか?どちらなのか?ということです。

 その後の発言から考えて、マリアとマルコの不貞は、完全にダミアン・ストーンの計画外の出来事ですよね?彼のグランギニョルの計画には、ゲルハルト・フラの存在は入っていなかった。

 ということは、もしかしてマリアと関係を持ったことは、完全にダミアンの自由意志の結果だったりしませんかね?だったら面白いんですけど。……その後マリアがダミアンの正体に関する遺書を書き残したことからしても、無さそうですかね。ここらへんの経緯が明らかにされる日は来るのでしょうか。

 ほんと、この舞台、アホみたいに情報量多いなあ。

 

マリーゴールドとキキ・ワトソン

 オズの予知で関連を指摘された、マリーゴールドとキキ。キキは繭期の症状で目に入るものすべてを愛してましたけど、すべてを愛しているって結局のところ誰も愛してないのと同じですよ。

 一方、マリーゴールドはたった一人を狂ったように愛したわけで。この二人も対照的な二人ですね。

 

・黒幕は転びながらやってくる

 これ、末満さんの演出の癖なのか、それともなにか深い意味があるのか……。

 クラウスも、ファルスも、そしてマルコ・ヴァニタスも舞台に転びながら転がり込んできました。

 わざとであることを悟られないように割り込むときは、転びながら入るということが決まっているのか、それとも長く生きる(長く生きた記憶があると)脚に来るのかどっちなのか。